片乳首出したおっさんの後つけたら天空の剣見つけたwwww 最終章

697 : ◆YDmPhS02/Q :2009/01/14(水) 01:19:27.84 ID:i62/jDhX0
最終章「そして無職へ・・・」

目を覚ますと見知らぬ天井が俺を出迎えた
体を起こし辺りを見渡すと、そこは様々な調度品で彩られたキレイな部屋だった
どこだ・・・ここ・・・俺は・・・

頭を激痛が襲った
その瞬間俺は全てを思い出した

・・・紫が・・・死んだ


 
701 : ◆YDmPhS02/Q :2009/01/14(水) 01:23:17.13 ID:i62/jDhX0
箇条書きで答える

ドラクエ好きなんて大抵宙ニ病だお
デュクシはダメな水島ヒロ
おま・・・まだ転職してない職業があるだろうが
寝たい人は寝てください、仕事に差し支えるのは俺だけでいい
落ちは出来てる、最初に考えたから
次スレ立ててもいいなら落とすよ


 
707 : ◆YDmPhS02/Q :2009/01/14(水) 01:29:06.84 ID:i62/jDhX0
「目が覚めましたか?」
誰かが部屋に入って来た
「良かった・・・二週間も目を覚まさなかったんですよ」
声の主は美しい妖精の女性だった

・・・ここは?

「ここは・・・妖精の城です」

妖精の城?村じゃなくて?

「はい、ここはあの天を穿つ神殿の南にある妖精の秘境です」
「二週間前、あの方が傷ついた皆さんを連れてここまでやってきたのです」

あの方?

「ええ・・・我々、妖精たちの女王」


アイリス様です


 
708 : ◆YDmPhS02/Q :2009/01/14(水) 01:30:03.40 ID:i62/jDhX0
どうすればいい?このスレは落としたほうがいいのかな?

 
717 : ◆YDmPhS02/Q :2009/01/14(水) 01:34:37.16 ID:i62/jDhX0
「もしお体の調子が良いようでしたら、後で上の女王の間へお越しください」
「女王がお話があるとのことです」

そういい残して女性は部屋を出て行った

そういえばみんなはどこにいるのか?
神殿にたどり着けなかったデュクシは・・・
「バキ?」
声がしてドアのほうを向くとスランとよしおが経っている
「なんだ〜、起きてる系〜?」
「良かったー、バキ目を覚まさないから」
スランが涙ぐむ
悪かったな二人とも心配掛けて

 
718 : ◆YDmPhS02/Q :2009/01/14(水) 01:35:34.96 ID:i62/jDhX0
んじゃここは使い切る
なるべくここで終わらせるよう努力する

 
722 : ◆YDmPhS02/Q :2009/01/14(水) 01:39:11.23 ID:i62/jDhX0
俺たち三人は女王の間へと向かう
扉を開くとそこには、いつもの僧侶ではなく美しいドレスに身を包んだアイリスがいた

「起きた?」
どうやら口調は一緒らしい
「体の調子はどう?よしお、スラン、そして・・・」


勘違いニートさん?

凍る付くような冷たい視線が俺に向けられる


 
724 : ◆YDmPhS02/Q :2009/01/14(水) 01:44:35.88 ID:i62/jDhX0
「アイリス!何てこと言うのよ!?」
スランがアイリスに食って掛かる
「私は間違ったことは言っていないわ」
アイリスは変わらず凍えるような視線で俺を睨みつける

「以前、私はある目的のために世界を旅していると言ったわよね」
・・・あぁ
「ある目的っていうのはね・・・この世界に突然現れた『歪み』を探すため」
「本来在るべき時間軸を捻じ曲げ、主人公気取りで世界を闊歩したもの・・・」

「そうあなたをね、バキ」

 
730 : ◆YDmPhS02/Q :2009/01/14(水) 01:53:51.08 ID:i62/jDhX0
俺が・・・歪み・・・?

「本来であればあの青年・・・紫は結婚して・・・子を授かり・・・」
「そしてその子供が勇者となるはずだったのよ」

それじゃあまさか・・・?

「そう、あなたが旅に出ようなんて」
「パパスの意思を継ごうだなんて」
「紫ををすくおうだなんて思わなければ・・・」

「紫は死なずにすんだ、勇者の血筋は途絶えずに済んだ」

俺は・・・俺は・・・何てことを・・・

「そんなの!」
スランが叫ぶ
「ただの想像じゃない!紫さんが勇者を生むとか」
「バキがあの神殿に行かなければ紫さんは死ななかったとか・・・」

「想像ではないわ・・・私は未来を司る妖精の女王」
「全ては予め決められていて・・・それをその通りに行っているのがこの世界のあり方なの」

 
733 : ◆YDmPhS02/Q :2009/01/14(水) 02:01:56.85 ID:i62/jDhX0
「分かったかしら?自分のしたことの意味が?」

・・・俺は・・・どうすれば

「・・・一つだけ・・・方法が無いわけではないわ」
「簡単なことよ、あなたが行ってきたこと、今までの経験や記憶を
全てを忘れて・・・あなたがニートだった頃に戻ればいいのよ」

「そんな!それって・・・」
スランは目に涙を溜めている

「可愛そうだけどそれしか方法は無いの」
「あなたとバキが過ごした日々は消えてしまうけど・・・」
「それでも世界が滅ぶよりはマシでしょう?」

「そんなのやだ!バキがいない世界なんか滅べばいいんだ!!」


 
738 : ◆YDmPhS02/Q :2009/01/14(水) 02:10:55.15 ID:i62/jDhX0
スランは女王の間を飛び出した

「追ってあげたら?」
「別れの時間くらいは必要でしょう?」
俺は重い足取りで後を追った

スランは城の外を囲む湖のほとりに座り込んで泣いていた
おう、大丈夫か?
「・・・私より、バキのほうが大丈夫じゃないでしょ?」
俺は・・・その・・・大丈夫だよ・・・
そりゃあ、今まで自分がしてきたことが無意味だったどころか
マイナスだったわけだしさ、すんげえ凹む・・・
でも、今まで・・・すんげえ楽しかった
「ばき?」
お前がいてさ、最初はスライムだったくせに人間になって今ではこんな美人になって
デュクシがいて、顔はいいのにホントダメなやつで昔の自分見てるみたいで・・・
よしおは・・・まぁいいや

とにかくニートだった俺が勇者とかそんな話に自分から巻き込まれていって
生まれて初めての努力して、挫折して、立ち上がって・・・
いいことばかりじゃなかったけどさ楽しかったよ

「だから、スラン・・・今までありがとう」


 
743 : ◆YDmPhS02/Q :2009/01/14(水) 02:22:09.02 ID:i62/jDhX0
「・・・別れの挨拶は済んだの?」
・・・ああ
「そう、じゃあ早速だけど始めましょうか・・・歪みがこれ以上大きくなる前に」

俺は女王に案内されて一枚の絵の前に連れてこられた

「この絵は、膨大な魔力を秘めた絵で一度だけ時間を巻き戻すことが出来るの」
「今からあなたをこの絵を使ってニートだった頃に戻すわ・・・気持ちの整理はついた?」
俺は沈黙でそれに答える
「じゃあ始めるわ」

大したことじゃない・・・
また30ニートに戻って、毎日焚き火を炊いて・・・
やることも無く怠惰に過ごす日々が戻ってくるだけだ・・・
大したことじゃ・・・

『バキ!人間って楽しいね』

・・・スラン

『毎日、笑って、泣いて、怒って、また笑って・・・』
『食事が美味しいと幸せで、誰かが傷ついていると悲しくて』
『できないことがあると悔しくて・・・』
『でもね、それがすっごい楽しいの!!』

・・・忘れたくない

・・・忘れたくねえよ

・・・・・・忘れたくねえっつってんだろうが!!


 
750 : ◆YDmPhS02/Q :2009/01/14(水) 02:27:35.81 ID:i62/jDhX0
忘れたくねえっつってんだろうが!!

「うわっ!!どうしたのバキ?大声出して」

・・・えっ?ここは?

「寝ぼけてるの?ここはエルヘブンの宿じゃない?」
スランがいる
隣ではデュクシが眠っている
どうなっているんだ?
「ていうかバキそのままで寝たの?寝巻きくらいきなよ」
スランが俺の服装を見て笑う
ついさっきまで・・・いや、妖精の城にいたときのままの姿で俺は寝ていた

 
754 : ◆YDmPhS02/Q :2009/01/14(水) 02:39:11.07 ID:i62/jDhX0
慌てて日付を確認する・・・これは・・・俺たちが神殿に上がる前日!?
「いよいよ明日だね、成功するといいね〜」
間違いない、今日は以前魔法のじゅうたんを受け取ったあの日だ
俺は慌てて飛び出すと、建物の下へと向かった

そこにはきっとあいつが・・・いた!

俺は一人、薪にマッチを押し付けている女に声を掛ける
「おい!どういうことだこれは!?」
女はゆっくりとこちらに顔を向けると
「え、早くて聞き取れなかったんでもう一回言ってください」
と言って悪戯に笑った


 
764 : ◆YDmPhS02/Q :2009/01/14(水) 02:51:37.38 ID:i62/jDhX0
アイリスは立ち上がると
「まずは試すようなマネをしてゴメンなさい」
「あなたの意志の強さを確認しておきたかったの」

どういうことだ?

「実はね紫が死ぬのはこの時間軸では必然なの」
・・・えっ?
「だから、別にあなたのせいで死んだわけじゃないってこと」
「簡単に言うと、予言よりも魔王の力が強くなっていて予言を狂わせてしまったのね」
「魔王は本来であれば後十数年は紫の母マーサがその力を抑えているはずだったのよ」
はずだった?
「そう、ところが魔王の力が思ったよりも強まってしまったために」
「魔王は予め予言されていた時期よりも早く、魔界から姿をあらわすことになったの」
「ところが勇者の親であるまだ紫は少年なうえに奴隷の身」
「つまり今この世界に魔王が攻めてきたらそれを迎え撃つ勇者は不在ってことになるのよ」
・・・ゲームみたいな話だな
「まぁそれでなんとか急ごしらえでも、勇者に代わる人材を私たちは求めていた」


「それがバキ・・・あなただったのよ」

 
771 : ◆YDmPhS02/Q :2009/01/14(水) 02:56:39.27 ID:i62/jDhX0
俺が・・・勇者?

「そうよ、あなたは選ばれたのよ」

・・・ちょっと待ってくれ最初からこうなるってことだったのか?
さっきのニートに戻るとかいうのは・・・

「もちろんあなたがニートに本当に戻るつもりでいたのなら」
「私はあなたをサンタローズに戻すつもりだったわ」
「でもあなたは思ったでしょ?『忘れたくない』って」

・・・そうだったのか

「さて、それじゃあ最後の意思確認よ」


勇者になるじゅんびは出来てるかしら?


 
777 : ◆YDmPhS02/Q :2009/01/14(水) 03:00:37.84 ID:i62/jDhX0
「あっ、バキおかえり〜、どこ行ってたの」

・・・みんなに聞いて欲しいことがあるんだ

「な〜に〜、どうしたのあらたまっちゃって〜」

・・・俺たちの目的地を変更する

「えっ?神殿はどうするの?あんなに頑張って手段を手に入れたのに」

・・・俺たちはこれから・・・魔王を倒しに行く!!


三人が「こいつ頭大丈夫か?」という顔で見てるのは気のせいだと思いたい


 
784 : ◆YDmPhS02/Q :2009/01/14(水) 03:08:21.93 ID:i62/jDhX0
「はいは〜い、ボケてる暇は無いの!とっとと出発」
「ちょっと〜あんた誰〜みたいな」
こいつは今日から仲間になったアイリスだ
とりあえず話は後にして行くぞ
「い、行くって何処にですか?」

魔界の入り口にだよ

「時間が無いから簡単に説明するわ」
「力を強めた魔王はいままさに」
「人間界と魔界の間に存在する封印の扉を開こうとしてるの」
「はい、そこでこちらの作戦は『先手必勝』!!」
「こっちから封印解いて魔界に突入、有無を言わせず魔王をぶったおします、以上!!」

「あの〜封印とかってそんな簡単に解けるもんなんですか?」
「大丈夫私が解くから」
「私がってあなたいったいなにものなんですか?」

ただの超優秀な僧侶よ

 
787 : ◆YDmPhS02/Q :2009/01/14(水) 03:16:30.40 ID:i62/jDhX0
エルヘブンの洞窟の奥に行くと禍々しい扉を見つけた
見ているだけで悪寒がしてくる
俺たちは船から降りると扉の前に立った

「アバカム」

扉が開いた
随分簡単に開くのな
奥に進むと水の流れる部屋があった
が、魔界への扉は見当たらない
おい、アイリスどこに魔界への扉・・・

「アバカム」

魔界への扉が開いたwwwwwwwwwwwwwwwwwww


 
793 : ◆YDmPhS02/Q :2009/01/14(水) 03:22:50.48 ID:i62/jDhX0
アバカム万能説に驚きを通り越して呆れている俺
「何してんの?とっとと行くわよ」
アイリスは何事も無かったかのように扉をくぐる
俺たちは胸にしこりを抱えたままそれに続いた

扉を潜り抜けると魔界の祠のようなところに出た
すると突然声が聞こえてきた

『おお我が息子よ・・・とうとうこちらに来てしまっ・・・
あら、ゴメンなさい人違いでしたオホホホホホ・・・』

誰?


 
800 : ◆YDmPhS02/Q :2009/01/14(水) 03:28:26.53 ID:i62/jDhX0
間違い電話くらいに思っておくことにしよう
俺たちは祠の外に出る

魔界こえーーーーーーーーーー!!

何ここ!?空が魔紫なんですけど?
公害?光化学スモッグ?
それにところどころに毒の沼地があって、もうなんか歩きたくない

まぁとりあえず先に進むことにする

ご丁寧にガードレール代わりに山で舗装された道を進んでいくと
何と魔界に街があるではないか

これホントの超魔界む・・・


ゴメンなさい

 
802 : ◆YDmPhS02/Q :2009/01/14(水) 03:34:05.20 ID:i62/jDhX0
俺たちは恐る恐る街の中へと入っていく
しかし、心配は杞憂だったようだ
町の中は人間界のそれと変わりが無い
酒場もあれば宿屋もあるし武器防具屋も在る
まぁなにより驚いたのは住民のほとんどが人間だったことだろう
何でもここの人間はマーサに改心させられ
魔物から人間になったものばかりだそうだ

・・・魔物から人間?

俺は無意識にスランの方を見る
スランは俺の視線に気づくと
「私の仲間が一杯だね」
と言って笑った


 
808 : ◆YDmPhS02/Q :2009/01/14(水) 03:48:38.57 ID:i62/jDhX0
ジャハンナというらしいこの町で俺たちは休息と装備の確認をする事にした
恐らくこれが最後の休息になることもあり
各自で好きなように行動してもらうことにした

俺は、久しぶりにスランと二人きりで散歩に出掛けた
「魔界ってこんなところなんだね、私初めてみた」
俺もだよ、ていうか多分あっちから魔界に来た奴なんか俺らが初めてだろうな
「あっ、そっか」
スランは少しだけ恥ずかしそうに笑った

「ねえバキ?」
うん?
「あっちに帰ったらさ、二人で色んなところに行こうよ」
・・・いいな、それ
「私ね、もっともっと人の事知りたいんだ。今よりも、もっともっと」
そっか
「後ねみんなにも私のこと知って欲しいの、おじいちゃんとか、
「デュクシやよしおにも・・・そして誰よりも・・・」

「バキ・・・あなたに」
・・・・・・
「だからね、約束!」
・・・ああ

『ゆ〜びき〜りげんまんうそついたらダンスニードルの〜ます』


 
816 : ◆YDmPhS02/Q :2009/01/14(水) 03:58:29.35 ID:i62/jDhX0
ニート
LV 44
HP 322
MP 28
ちから 135
すばやさ 101
かしこさ 20
うん 444

スラン
LV 39
HP 288
MP 143
ちから 112
すばやさ 147
かしこさ 86
うん 96

デュクシ
LV 36
HP 243
MP 188
ちから 55
すばやさ 82 
うかしこさ 52
うん 2
 

 
822 : ◆YDmPhS02/Q :2009/01/14(水) 04:03:36.03 ID:i62/jDhX0
よしお(ry

俺たちはエビルマウンテンの前に立つ
歩きながらステータスの確認している間に
付いちゃっただけで、省いたわけじゃないんだからね!

最初はいきなり魔王を倒しに行くとかいいわれて唖然としていたが
とりあえず、みんな覚悟を決めてくれたようだ

「ていう〜か〜、マジ魔王とか何様?」
「いや〜、まさか魔王と戦えるとか・・・スイマセン、お腹痛いんで帰っていいですか?」

みんなやる気マンマンだ
俺たちは意を決してエビルマウンテンの中に突入する


 
825 : ◆YDmPhS02/Q :2009/01/14(水) 04:11:29.82 ID:i62/jDhX0
エビルマウンテンの中のモンスターは強い
ライオネックにギガンテスにキラーマシーン・・・
まぁ大抵の攻撃はデュクシが受けてくれるので俺たちは安心して戦える
うんの悪さ万歳

途中の動く足場がちょっと面白くて遊んでたら
よしおにラリアット食らった
「次やったら〜殺す」
よしおさんサーセンww

 
829 : ◆YDmPhS02/Q :2009/01/14(水) 04:17:17.68 ID:i62/jDhX0
数時間掛けてダンジョンのかなり奥深くまでやってきた
主にデュクシの消耗が激しい
そりゃああんだけ一人で攻撃受ければな・・・

階段を上がったところでそれまでとは違う開けた場所に出た

ん?あそこにいるのは?

数十メートル先で一人の女性が天を仰ぎ見えない何かと戦っている
何が起こっているのかはわからないがそれが俺たちの想像も付かない
激しいものだということは唯一分かった

女性が俺たちに気づいた
「あら、どうも。先程はスイマセンでした〜」
あれ、主婦?

 
831 : ◆YDmPhS02/Q :2009/01/14(水) 04:21:18.10 ID:i62/jDhX0
どうやらその女性がパパさんの奥さんのマーサさんらしい
マーサさんは主婦のような気軽さで話しかけてくる
・・・が俺たちは抑えるもののいなくなった魔王の力が
マーサさんの後ろで暴走しかけてるのを目にして気が気ではない

スイマセンねこんな格好で
お客さんが来ると分かってたらもう少し小奇麗にしておいたんですけど

いや、もうおかまいなく!
僕らはいいんで早く魔王を抑える作業に戻ってください!!


 
834 : ◆YDmPhS02/Q :2009/01/14(水) 04:28:39.74 ID:i62/jDhX0
とりあえず、マーサさんが魔王を抑えている今の内に
魔王のところにたどり着いてしまいたい

「多分、マーサさんの力が聞いているうちならあなたでも魔王に通用するはずよ」
とはアイリスの弁だが、ここは乗せられておこう

マーサさんをスルーすると俺達は奥へと進んだ
するとそこには溶岩垂れ流しのクソ熱い部屋が待っている
何これ行き止まり?
「さっき拾った変な水差しあるでしょ?あれ使いなさい」
言われたとおりに水差しの水を溶岩に掛ける
するとみるみるうちに溶岩が引いていき下から階段が現れた
恐らくコレが最後の階段だろう

もう後戻りは出来ない

 
835 : ◆YDmPhS02/Q :2009/01/14(水) 04:34:41.97 ID:i62/jDhX0
動く地面の仕掛けを突破していよいよ最後の扉にたどり着く
扉の前には宝箱・・・明らかに罠だろコレ
俺達は宝箱を無視して扉を開こうと試みるが空きそうに無い
アイリスのアバカムもなぜか不発に終わった
「あれ、裏で押さえてるわね」と負け惜しみを言うアイリス

どう考えても宝箱を開けないと扉は空きそうに無い
仕方ないのでじゃんけんで空ける奴を決める
まぁ恐らく運系のゲームではあいつが負けることが決まってるんだろうが・・・
じゃんけんぽい!

・・・負けたのは・・・よしおだった


 
842 : ◆YDmPhS02/Q :2009/01/14(水) 04:43:36.57 ID:i62/jDhX0
「マジダル〜い」
そう言いながらよしおが宝箱を開く
するとそれまで何をしても空かなかった扉が突然ぶち破られ
中からは二匹のヘルバトラーが現れた
くそっ!一番温存したいこんな時に、よりによってヘルバトラーとは・・・

「何してんの〜、早く行ってよ」
よしおが俺たちの前に仁王立ちになる

「こいつら私が引き受けるから早く行けっつってんの!」
何言ってんだよ、よしお!?
「こっちのセリフだっつーの、魔王の前にこんな雑魚で消耗してどうすんの?」
よしお・・・

「行きましょう」
アイリスが言う
スランとデュクシもそれに従うと走り出した

「あっ、そうそう」
「負けたら許さないんでそこんとこヨロシク」

俺達はよしおの横を通り魔王のところへと向かう

「は〜、正直こういうのキャラじゃないんだけど・・・たまにはいいでしょ?」

 
844 : ◆YDmPhS02/Q :2009/01/14(水) 04:49:28.32 ID:i62/jDhX0
背後から激しい戦闘音が響く
俺は必死に振り向くまいと自分に言い聞かせながら走った
狭い道を抜けた先・・・切り立った崖の一番奥に巨大な影が見える

あれが、魔王?
俺達はゆっくりと近づくが影は微動だにしない
やっと影の目の前までたどり着いたとき、影はゆっくりと目を開いた

「まさかお前自ら来るとはなアイリス」
「久しぶりねミルドラース」
「勇者が来なくて退屈しそうだと思っておったのだが・・・お前がいるとなれば話は別だ」
「それは残念ね、私は手を出さないわ」

・・・えっ?戦ってくれないの?


 
846 : ◆YDmPhS02/Q :2009/01/14(水) 04:53:30.68 ID:i62/jDhX0
「それでは、そこにいる人間どもが私の相手をするというのか?」
「私も見くびられたものだ」

「こんなんでも私が選んだ勇者よ」
「知ってる?勇者の条件?」
「血筋でも、才能でも能力でも家柄でもない・・・」

真に勇気のあるものを勇者と呼ぶのよ!!

「その点では、お墨付きをあげてるつもりなんだけど?」

「面白い、良かろう人間よ!」

「我が名は大魔王ミルドラース!!魔界を統べる王なり!!」

 
852 : ◆YDmPhS02/Q :2009/01/14(水) 04:58:09.46 ID:i62/jDhX0
魔王がその本性を現した

全身がバキバキと音を立て姿かたちを変えて行き、
巨大な赤い竜にへと姿を変える
圧倒的な威圧感に近づくことすら出来ない

「いい、あんたたち?私はあなた達のふぉろーしか出来ないわ」
「その代わり回りの雑魚は任されてあげるから」

そう言うとアイリスは呪文を唱え周りにいた数対のキラーマシンを
一瞬の内に破壊した

「頑張りなさい私の勇者・・・私に出来るのはここまでよ」

 
856 : ◆YDmPhS02/Q :2009/01/14(水) 05:02:56.57 ID:i62/jDhX0
魔王との戦闘が始まる

まずは様子見ということで遠距離から
デュクシとスランがメラゾーマとベギラゴンを放つ
しかし、ほとんど聞いていない
「炎というのはこうやって出すのだ!」
ミルドラースが口からしゃくねつの炎を放つ
余りの暑さに後退を余儀なくされる

「・・・今のはメラだ」

ウソつけ口から出てたじゃねえか!言いたいだけだろそれ!


 
860 : ◆YDmPhS02/Q :2009/01/14(水) 05:07:47.82 ID:i62/jDhX0
どうやら奴に炎系のじゅもんは余り効かないらしい
こうなったら最早ガチンコだ
作戦を変え俺とスランにバイキルト
デュクシは引き続き遠距離からヒャド系の呪文を放つ

ていうかこいつマジチートだよ
二回攻撃とかげんじのこてでも装備してんのかよ!?

 
861 : ◆YDmPhS02/Q :2009/01/14(水) 05:12:33.56 ID:i62/jDhX0
「どうした人間?アイリスが言っていた勇気とやらはいつになったら見せてくれるんだ?」
うるせーな、いまちょっとコンビニ行ってんだよ!
すぐに帰ってくるさ!!

「おしゃべりするなんて随分余裕ねっ!」
横に回りこんだスランが思い切り斬りつける
そこをデュクシのマヒャドが襲う

「ぐぉぉおおおお!」

ミルドラースが苦痛に表情をゆがめる
いいぞその調子だ!
俺まだ何もしてないけど


 
864 : ◆YDmPhS02/Q :2009/01/14(水) 05:16:36.02 ID:i62/jDhX0
一進一退の攻防が続く
ミルドラースはこちらがHPを削っても数ターン毎にめいそうで
体力を回復する
それでもあきらめずに俺達は攻撃を仕掛ける

「なぜそんなに頑張る?」
「お前たちは勇者でも何でもない・・・ただの人なのだろう?」
ミルドラースは理解に苦しむといった表情をしている

 
868 : ◆YDmPhS02/Q :2009/01/14(水) 05:21:04.99 ID:i62/jDhX0
とつじょミルドラースの表情が変わった
「なぜ絶望せんのだ!?」
「我は大魔王ミルドラースぞ!?」
「適うわけが無い相手になぜそうまで立ち向かう!?」

俺は答えずにただ、ミルドラースを睨み返した

「その目だ・・・まだ勝てると思っているその目が気に入らん」
「・・・良かろう・・・ならば」

お前から死ね!!
ミルドラースの特大のメラゾーマが俺を襲った


 
869 : ◆YDmPhS02/Q :2009/01/14(水) 05:26:09.98 ID:i62/jDhX0
・・・この光景を見たのは・・・二度目だろうか?

『ねえバキ?』
『あっちに帰ったらさ、二人で色んなところに行こうよ』

目の前でスランが俺の変わりにメラゾーマを受けて
ゆっくりと倒れた・・・

一瞬・・・時間が止まった気がした
後ろではデュクシが何かを叫んでいるが頭が聞くことを拒否している


「だからね、約束!」

 
872 : ◆YDmPhS02/Q :2009/01/14(水) 05:30:10.88 ID:i62/jDhX0
気づくとデュクシが俺の目の前でミルドラースの炎をマヒャドで
押し返していた
「しっかりしてください!何のためにスランさんがあなたを庇ったと思ってるんですか!?」

そうだ、スラン・・・スラン!!

「・・・ごめ・・・んね・・・わた・・・」
喋るな!今回復してやるから!
べホイミを唱えるが回復しない
俺は何度もべホイミを唱えるが一向にスランの容態がよくなる気配はない

「ごめ・・・ね・・・ば・・・き」

スラン・・・おいスラン!!


 
884 : ◆YDmPhS02/Q :2009/01/14(水) 05:36:24.85 ID:i62/jDhX0
その時だった・・・スランの体が淡い光を放つと・・・俺の体を包み込んだ

気づくと俺は花畑の中に立っていた

「ばき!ばき!」
懐かしい声がした・・・人になりたてのころのスランだ
このときはまだスランボーって呼んでたな

「ばきー、デュクシwwデュクシww」
ポートセルミか・・・船旅のときは楽しそうだったな

「バキ?何してるの」
大きくなってきたな・・・でもまだ幼くて・・・お父さん見たい気持ちだった

「バキ!妖精だよ!」
この頃にはもう・・・すっかり大人で・・・本当にキレイになって・・・

「ねぇバキ?約束だよ」

スラン・・・スラン・・・スラン・・・
返事をしてくれよスラン
いつもみたいに無邪気に笑ってくれよ
いつもみたいに・・・バキって呼んでくれよ!!

『ゴメンね』


 
886 : ◆YDmPhS02/Q :2009/01/14(水) 05:40:52.82 ID:i62/jDhX0
『ゴメンね・・・バキ』
『約束破っちゃった・・・本当にゴメンね』
『あ〜バキと色んなところに行きたかったな〜』
『人間のデートとかも・・・興味あったんだよ?』
『キス・・・とか・・・うんバキとなら悪くない』
『でももう・・・できなくなっちゃったんだね・・・』
『今までありがとう』
『でも、さようならじゃないよ』
『ねえバキ?私たちは・・・』

『いつでも一緒だよ?』

 
892 : ◆YDmPhS02/Q :2009/01/14(水) 05:44:47.32 ID:i62/jDhX0
時間にして恐らく一秒も無かっただろう
光が静かに止むとスランを抱いていたはずの俺の腕には

一本の青い刀身の剣が握られていた

スラン・・・さっきのはお前の最後の変異だったのか・・・スラン!

 
896 : ◆YDmPhS02/Q :2009/01/14(水) 05:50:47.12 ID:i62/jDhX0
俺は剣を握り立ち上がるとマヒャドで炎を堪えていた
デュクシの横を走り抜けるとミルドラースに切りかかった

「バキさん、その剣は?」
・・・何が勇者だ!好きな人人一人守れないで
何が勇者だ!!

「ああああああああああああああああああああああああああ」

剣を力の限り振り下ろす
ミルドラースの腕をが大きな音を立てて地面に落ちた

「デュクシ、残りのMPどのくらいだ?」
「えっ?12くらいですけど」
「じゃあ俺の合図で残りのMP全部ぶっ放せ」
「・・・はい!」

 
898 : ◆YDmPhS02/Q :2009/01/14(水) 05:54:55.45 ID:i62/jDhX0
「うおおおおおおおおおおおお!!」

バキの剣がミルドラースの二本目の腕を切り落とす
ミルドラースにとっては腕を切り落とされるくらいたいした深手ではないしかし

(何だこの・・・)

ミルドラースには今この瞬間自らの内に湧き上がる感情を
理解できないでいた

(わしが・・・まさか・・・)

しかし、三本目の腕を根元から切り落とされた瞬間・・・
それは理解せざるを得ない感情へと変わった

(ワシが人間に恐怖しておるだと!?)


 
900 : ◆YDmPhS02/Q :2009/01/14(水) 06:00:50.31 ID:i62/jDhX0
無心だった・・・無心で斬り付けた・・・いや無心というよりは
一つのことしか考えられなかった

(・・・スラン)

鋭い剣閃とともに四本目の腕が切り落とされた
ミルドラースは口からしゃくねつをはきだそうとしている

(・・・スラン)

バキはミルドラースの顔に向かって飛び掛る
吐き出されたしゃくねつがバキを襲う

「スラーーーーーーーーーーーーーーーーン!!」

 
902 : ◆YDmPhS02/Q :2009/01/14(水) 06:06:46.24 ID:i62/jDhX0
ミルドラースは勝利を確信した
流石にこの距離でしゃくねつの炎を浴びれば骨も残らない
ミルドラースは「安心」した

しかし次の瞬間

炎を体に纏うようにしてバキがしゃくねつのなかから姿を現した
その後ろではデュクシがバキの背に向けて最後のマヒャドを放っている

バキは回転の勢いそのまま剣に炎を纏わせると
剣をミルドラースの額に突き立てた!!
漢の先から放たれた炎はミルドラースの頭蓋を燃やし
体中にその勢いを広げると体内を焼き尽くした!!


 
906 : ◆YDmPhS02/Q :2009/01/14(水) 06:18:48.26 ID:i62/jDhX0
〜エピローグ〜

「なああんた知ってるか?」
突然話しかけられて男は戸惑った
「何がだい?」
やっとのことでそう返す
「大魔王とやらこっちの世界を支配しようとしてたらしいんだけどよ」
「何でもたった三人で大魔王を倒した勇者のパーティーがいるらしいぜ?」
「・・・それは初耳だな」
「しかも噂ではその勇者は小さな村でニートやってたって言うんだから」
「俺ら何の取り柄も無い一般人としちゃあ勇気がでるってもんじゃねえか?なぁ?」
「勇気・・・か」
男は立ち上がると勘定をする
「どっか行くのかい?」
「ええ・・・」

「ちょっと妖精に会いに」 


 
911 : ◆YDmPhS02/Q :2009/01/14(水) 06:23:34.89 ID:i62/jDhX0
「久しぶりだな・・・」
男はつぶやくとボートに乗り込み対岸に渡った
対岸にはとても美しい、妖精が住む城があった
男の目的地である

男は城内に入ると行き交う人に軽く会釈しながら
最上階の女王の間へと足を進めた

扉が開かれると、見覚えのある顔が男を待ち構えていた

 
915 : ◆YDmPhS02/Q :2009/01/14(水) 06:27:33.92 ID:i62/jDhX0
「遠いところをご苦労様」
「別にかまわないよ・・・それで、今回呼び出したのは?」
「ええ・・・それが・・・」


男は女王の間を飛び出した
階段を駆け下り廊下を走りぬけ一目散に城の外へと向かう

数分後彼は一つの墓標の前に立っていた
墓標には十字架と、眠っている人物の名前らしき文字が彫られている
・・・しかし、肝心な物が・・・本来突き刺さっているはずの剣が見当たらない

 
919 : ◆YDmPhS02/Q :2009/01/14(水) 06:30:24.35 ID:i62/jDhX0
辺りを見渡す・・・剣はどこにも見当たらない・・・
男はその場に崩れた
剣は彼にとってかけがえのないものであった
それが無くなってしまったのだ
男の悲しみは計り知れない・・・


『どうされたのですか?』

 
926 : ◆YDmPhS02/Q :2009/01/14(水) 06:36:25.90 ID:i62/jDhX0
男は振り向かずに声の主に答える

『私の大事な・・・とても大事な剣が無くなってしまったのです』

『まぁ・・・それはお辛いでしょうね』

『あぁ・・・どこに行ってしまったのだろう・・・私の剣よ・・・』

『その剣はそんなに大切なものだったのですか?』

『あぁ、私の命に代えても良いくらいだ』

『その剣はそんなに美しいのですか?』

『あぁ、当然だ!私にとってはこの世で最も美しい剣だ』

 
935 : ◆YDmPhS02/Q :2009/01/14(水) 06:44:25.89 ID:i62/jDhX0
『それは・・・』

『こんな剣でございましたか?』

男はその問いかけにゆっくりと振り向いた

『あぁ・・・あぁ・・・そうだ』

男の目に涙が浮かぶ、同時に男は声の主の下へと駆け出した

『君の髪のようにきれいなメタルブルーの刀身』
『君の肌の様に整った剣先』
『君の・・・』
「いやもういい・・・お前のように美しい剣だよ・・・」

スラン!!

二人は駆け出すと抱き合い、キスを交わし、
見つめあい・・・時々、何かを思い出したように笑った
彼らを隔てるものはもう何も無い


二人の物語はまだ始まりを迎えたばかりである



 
944 : ◆YDmPhS02/Q :2009/01/14(水) 06:46:59.81 ID:i62/jDhX0
もうね、集中力の限界ですよ
目が痛すぎて死にそうです
あ〜九時から仕事だ・・・寝よう

 
962 : ◆YDmPhS02/Q :2009/01/14(水) 06:57:47.50 ID:vmWSrQ6D0
寝る前に一つだけ言わせてくれ
VIPでSS書くやつら
安価でキャラだすと

き け ん だ ぞ

それじゃあ読んでくれた人乙
このスレは適当に落としてくれ